小学生の放課後の過ごし方いろいろ

放課後、なにしてる?


共働きの家庭が増えている中、子供たちの放課後の居場所確保がひとつの課題になっています。
高学年になると一人でも留守番ができたり、戸締まりをしっかりして友達と遊びに行ったりすることができるようになりますが、低学年や障害のあるお子さんだと、なかなか家で一人留守番させるのは不安という保護者も多いのではないでしょうか。

そういう時に考えるのが放課後の保育施設。
児童館などを利用した公立学童保育は以前から多くの家庭に利用されていますが、昨今では共働き世帯の増加や核家族化により祖父母が子供の面倒を見られない家庭が増えたことで、放課後の保育に対するニーズが高まり、民間の学童保育も増えてきています。

また放課後を利用して習い事に通う子供も多く、スイミングや学習塾、音楽スクールなど様々な習い事の場が放課後の居場所として提供されています。

では障害をもった子供はどこで過ごしているのでしょうか?

障害を抱える子供の居場所「放課後等デイサービス」


もちろん障害があっても上記の一般児童と同じように学童保育に通ったり、習い事をしたりという子供も少なくはありませんが、障害を抱える子供に対応できるスタッフの不在などさまざまな理由から、受け入れが難しいと利用を断られてしまうケースもあり、必ずしも希望とするところで過ごせていないのが実情のようです。

そんな障害を抱えた子供のために、放課後の居場所のひとつとして運営されているのが【放課後等デイサービス】。障害を抱える小学生から高校生(場合によって20歳まで)までの子供を預かり、療育を行う通所施設です。主に放課後や夏休み等の長期休暇期間中に利用することができます。

通えるのは障害をもつ子供や発達に特性のある子供に限られているため、スタッフは専門の知識や資格をもった人材が揃っているというのもポイントです。
療育が必要であると認められる等、一定の条件を満たしていれば、障害者手帳などがなくても通うことができます。
(※自治体によっては通うために必要な受給者証の発行に医師の診断が必要となる場合があります)