放課後等デイサービスの活動内容と料金
活動内容について知りたい
放課後等デイサービスでは実際にどのような活動が行われているのか、具体的な活動内容を紹介していきます。
療育活動
放課後等デイサービスでは、施設で行っている様々な活動の中に療育の要素を取り入れています。
例えば……
・運動療法
運動やスポーツ中心のプログラム。
楽しく遊びながら体を動かしたり、道具を使った運動を行ったりすることで身体能力の向上を目指し、集団で活動することで社会性を身につけることを目指します。
体をうまく使えないことで集中力が続かなかったりする子が、運動療法を通して体や筋肉をうまく使う方法を学んだり、日常生活における体力の向上なども見込めます。
・音楽療法
音楽をつかったプログラム。
音楽に合わせて体を動かしたり楽器を演奏したり、五感を刺激する感覚統合訓練が行えます。合奏などの集団での活動を通して、社会性を身につけることも目指します。
この他にも、言語療法、理学療法、作業療法や、行動療法(ABA)、TEACCHプログラムなどがあり、それぞれの施設で受けられる内容は異なります。
実際にどのような活動が行われているのかは、公式HPをチェックしたり問い合わせてみましょう、見学の時に体験することができるところもあります。
学習
療育活動以外に、学習の時間を設けている施設も多くあります。学校の授業で理解できなかった課題に取り組んだり、学校で出た宿題をその時間に済ませる子もいます。
放課後等デイサービスには教員資格を持っているスタッフがいることが多いので、学習支援を個別に行っているところもあります。
子供たちが飽きないように時間設定を短めにするなどの工夫がされていることが多いようです。
おやつタイム
午後3時といえばおやつの時間。放課後等デイサービス施設でもおやつが提供されています。軽食が用意されているところも多いようですが、中には自分たちでおやつ作りをして食べるというところもあります。
おやつ代や材料費は施設の利用料金とは別で実費の場合が多いため、料金が気になる場合はどのような形でおやつが提供されているのかも調べておきましょう。
料金について知りたい
放課後等デイサービスの利用料金は利用する施設によっても異なりますが、自己負担額が一割、自治体の負担額が九割となっています。また世帯収入によって負担上限月額が以下の表のように定められているため、利用料においてはこれを超える金額が請求されることはありません。
(※施設によってはおやつ代や活動で使う材料費などが実費でかかることがあります。)
利用には受給者証が必要になります。
負担上限月額の目安 | 負担上限月額 |
---|---|
生活保護、低所得(市町村民税非課税)の世帯 | 0円 |
収入が概ね890万円以下の世帯 | 4,600円 |
収入が概ね約900万円以上の世帯 | 37,200円 |